2020/06/23 こんなことがあった 「芯」 新宿に着くと スーツを着た人たちが いっぺんに さーと降りた 空いた車内 床に芯が一本 落ちていた 曲げるのでもなく 折られるのでもなく まるごと落ちていた 誰かがさっき 捨てたのか もしかしたら 新しいのを見つけて それをこれからの 芯にするのかもしれない (c) 2010 あわやまり 詩集「今日、隣にいたひと」より 共有:TwitterFacebookいいね:いいね 読み込み中…