あわやまりあわやまり

詩

2020/04/05

「木もれ日のトレモロ」

青々とした葉っぱたちが奏でる

私には聞こえない音で

でも、こんなにも輝いて

 

 

 

(c) 2014 あわやまり

2017/11/21

「それはそんなに」

早く分かるものなの?
出来るとか出来ないとか
成し遂げるとか遂げられないとか

 

 

 

(c)Mari Awaya 2015

2017/11/21

「強い雨の日の渡り廊下」

そこを渡るときみたいだね
ちょっと勇気がいって
タイミングが重要で

 

 

 

(c)Mari Awaya 2015

2017/11/15

「もう五日なのに」

まだなんにもできていない
きっともう、いつかなのに
まだたどりつけていない

 

 

 

© Mari Awaya 2015

2017/11/15

「私は、怒っている2」

このことで怒っているのに
全く気がつかないで
自分のことばかりしているひとに

 

 

 

© Mari Awaya 2014

2017/11/15

「私は、怒っている」

そんなことで怒るのは
無意味だし、時間の無駄だし
おかしいよ、と言う人に

 

 

 

© Mari Awaya 2014

2017/11/15

「いつか、なれるかな」

ここにいることに
そしてこうでありたいと描く
私に、なれるかな

 

 

 

© Mari Awaya 2014

2017/11/15

「私、ようやく」

この世界の住人になれた
そして十年もしないで
慣れてしまった

 

 

© Mari Awaya 2014

2017/11/15

「雨のことば」

急に降り出した弱い雨が
電車の窓に
詩を書いている

 

 

© Mari Awaya 2014

2017/11/05

「みんなそうだよ」

その言葉が
励ましに聞こえる時と
突き放されたように感じる時

 

 

 

© Mari Awaya 2013

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