あわやまりあわやまり

詩

2020/02/26

「忘れていたすき」

ずっとはいていなかった

スカートを出したら

そのプリーツから

ずっと前にすきだった人への

「すき」

がぽろんと落ちた

 

ひろって

窓を開けて

外に出してやる

 

もう飛べないのか

滑るように落ちて

とぼとぼと歩いて行った

 

 

 

(c) 2010 あわやまり

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