あわやまりあわやまり

詩

2020/01/15

「愛してる」

それが無理なら

大好きだよ、でも

それが無理なら

ありがとう、でも

 

心にある言葉を

言えるうちに

伝えたいけれど

大切にしているガジュマルに

話しかけるようには

いかなくて

 

言おう言おうと思って

やっと言えるのは

一日の最後の

おやすみ

くらい

 

 

(c) 2018 あわやまり

→詩集「線香花火のさきっぽ」より

2019/12/10

「そのスープの外へ」

学校の先生や家族の前では笑わなきゃ

喉の奥がつまるようなこの苦しさは

知られちゃいけないって

がんばっているあなたへ

 

まず 今あなたがいる

そのスープの中から出ておいで

それから

だいぶ疲れてしまっただろうから

安心できる温かいお茶の中で

ゆっくり休もう

それで 元気になったら

他のお皿をのぞいたり

違うテーブルに行ってみたりしよう

 

そこにも世界はあるから

今いるスープの中だけが

世界の全部じゃない

あなたが生きるべき場所の

全てじゃない

 

居心地のいいテーブルを見つけたり

あなたの良さを活かして

美味しいスープをつくることもできる

まずいスープしか知らないで

終わりにしてしまうのは

もったいない

 

テーブルは いくつもある

スープも たくさんある

あなたに合ったスープが

広い世界に 絶対ある

 

 

 

(c) 2007 あわやまり

「一編の詩があなたを強く抱きしめる時がある」(PHP研究所)

「ぼくはぼっちです」(たんぽぽ出版、現在あわやまりオンラインショップで販売↓)

「子どもと一緒に命をみつめる詩」(たんぽぽ出版)より

ページの先頭へ

ページの先頭へ