あわやまりあわやまり

詩

2020/03/07

「ある日」

まだまだ先のことかと思っていた

それは光って

忽然と現れたかのように思えた

こんなところに

まさか

いつも見ていたはずなのに

 

しかも二本も

それはけれどやはり

綺麗に輝いている

切って手にとると

不思議だ

見えなくなったかのように思える

 

透明のようで

黒々とした髪の毛に中にあると

すざまじい存在感を放つ

わたしの白髪

 

 

 

(c) 2016 あわやまり

詩集「線香花火のさきっぽ」より

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