あわやまりあわやまり

詩

2020/01/05

「終わりと始まり」

終わりの後には

なにかしらの始まりがあって

始まりの後には

遅いか早いか分からないけれど

終わりがある

数え切れないそれらを

一生のうちに何度も繰り返して

生きている

 

そしてだんだん

慣れてしまうのかもしれない

小さな終わりには

気づかず

静かな始まりも

見過ごしてしまう

そうしないと

生きていかれないことだってあるけれど

 

やっと今

少しわかるのは

終わりは悲しいばかりではない

ということだ

その後に、ほとんど絶対

始まりがくるのは決まっている

それが来て欲しいものかどうか

分からないけれど

そうやってこの世界は

ずっと続いて来た

この星が生まれてから

ずっと

 

 

(c) 2019 あわやまり

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