あわやまりあわやまり

詩

2019/11/19

「サイダー」

手のひらから
腕から
顔から頭から
からだ全部から
炭酸が抜けていくように
私の中の
悲しみが
ふつふつふつ、と
放出される
 
それが終わっても
まだまだ悲しみは
泉のように
湧いてくる
 
それは時々
涙になって
私は気の抜けたサイダーみたいに
だらんと力の入らないまま
寒い部屋の中の
あたたかい布団の中で
動けないでいる

 

 
 

(c) あわやまり

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